毎日、実務世界に身を置く国際法務パーソンには、「国際通商」というと縁遠いように感じるが、実際はその逆であり、極めて身近な問題である。例えば、昨今にぎわしている米中貿易戦争により、米中間の製品やサービスを巡る関税や規制の問題は日本企業のビジ ネスにも少なからず影響を受けている。また、日本では最近「経済安保新法」が成立し、「セキュリティクリアランス制度」など今後日本企業は地政学的なリスクを考えながら取引する時代に突入した。

今回このような「激動」ともいうべき国際通商問題について、当所は最新の情報を踏まえつつ、この国際通商問題について「体系的に」学ぶ機会を提供し、国際法務パーソンの理解よりを深めていただきたく、全4回のシリーズとして再構成した。

講師には、国際通商の権威松下滿雄先生、また、最新の国際通商実務について深いご見識とご経験のある鹿はせる先生と近藤亮介先生の3名の先生方をお招きし、国際通商の理論と実務双方からきちんと理解できるセミナーとした。

今後の国際企業活動において避けて通れない国際通商問題について体系的に学べる唯一のセミナーとしてご案内申し上げます。ぜひ皆様ふるってご参加ください。なお、それぞれの全体を通じて学ぶか、それぞれのトピックについて学ぶか、を参加者は選択できるようになっています。併せご検討ください。

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(８月以降は予定です。なお講義内容については若干の変更がありますことを予めご了承ください。)

第１回　国際通商/WTO/EPA総論（近藤亮作先生）　７月２２日（月）

1. イントロダクション ～時代を映す各国の通商措置～
2. 現代通商システムの歴史と概観
3. 国際通商の基本ルール ～世界貿易機関（WTO）体制～
4. 経済連携協定/自由貿易協定（EPA/FTA）
5. 企業の国際ビジネス戦略やコンプライアンスと国際通商問題のつながり

第２回　実務的テーマ各論（鹿はせる先生／近藤亮作先生）８月１９日（月）

1. 中国による近時の安全保障関連通商措置
2. 中国における国際通商に関わるその他の諸問題
3. 米中対立下の米国による通商関連措置
4. EUによる政策推進と新しい様々な通商関連措置

第３回　国家法の域外適用（松下滿雄先生）９月２６日（木）

1. 国家法の域外適用の分野：競争法
2. 輸出管理法
3. 国際法
4. その他（個人情報保護法）

第４回　企業を交えた座談会形式（松下滿雄先生/鹿はせる先生/近藤亮作先生）１０月２１日（月）

第１回から第３回までの議論を踏まえ座談会を実施します。講義を踏まえた更問や昨今直面する課題などを挙げていただき、それらを先生方との議論でテーマを深堀していきます。具体的な項目は１回から３回の質疑等を踏まえます。

日時	2024年7月22日（月） セミナー　午後3時30分～午後5時 懇親会　　午後5時～午後6時
会場	TKPガーデンシティPREMIUM京橋 京橋エドグラン22階（カンファレンスルーム22F） 104-0031　東京都中央区京橋2-2-1　京橋エドグラン22階
受講料	【一般】　20,000円（税別）/1講座 ＊4回分同時申込みをされた方は、10％割引させていただきます。 ⇒ 72,000円（税別） 【国際商事法研究所の会員】10,000円（税別）/1講座 ＊4回分同時申込みをされた方は、10％割引させていただきます。 ⇒ 36,000円（税別） ※お取消しの場合は、開催日の前営業日までに必ずご連絡ください。ご連絡のない場合は、準備の都合上、受講料のご返金はいたしかねますので予めご了承ください。
申込期限	2023年7月15日（月）午後3時 ※申込状況により、締切日が早まる可能性がございます。
参加方法	本ページの申込みフォームよりお申込み下さい。 請求書を郵送いたしますので、お支払手続きをお願いいたします。 お支払手続き完了後、開催日前日までに当日使用するレジュメ等をご案内いたします。
お問い合わせ	セミナー詳細に関するお問合せ先 担当：鈴木 (info@ibltokyo.jp)
注意事項	本セミナーの録画・録音はご遠慮ください。 同業他社および当社の競合企業にあたる企業の方のお申し込みは、ご遠慮ください。 本セミナーは、企業の経営企画・法務・総務・知財部門の責任者様ならびに実務担当者様を対象としています。

第1回「国際通商／WTO／EPA総論」

• 前半（15:30～16:10）
• 休憩
• 後半（16:20～17:00）
• 終了後、懇親会（17:00～18:00）※第1回のみ開催

内容：

1. イントロダクション　～時代を映す各国の通商措置～
2. 現代通商システムの歴史と概観
3. 国際通商の基本ルール　～世界貿易機関（WTO）体制～
   
   1. WTO協定の全体像
   2. 物品貿易の基本ルール（GATTほか）
   3. 物品貿易の例外ルール
      一般的例外
      安全保障例外
      貿易救済法（アンチダンピング、相殺関税、セーフガード）
   4. 基準認証制度・衛生植物検疫措置
      
   5. WTOにおける紛争解決制度、現状と見通し
      
   6. その他の協定
4. 経済連携協定/自由貿易協定（EPA/FTA）
   EPAの主要な内容（CPTPP等を例に）
5. 企業の国際ビジネス戦略やコンプライアンスと国際通商問題のつながり

＊上記は、現時点での予定であり、予告なくプログラムを変更する場合がございます。

＊上記は、現時点での予定であり、予告なくプログラムを変更する場合がございます。

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